パルダリウムの習作作成
うちはマンションで庭が無く、自分が子供時分は贅沢にも庭に恵まれていたので子供が生まれたら緑に親しんで欲しいなぁと思い
ここ数年、下手の横好きでテラリウムを作成してきました。娘と同い年のテラリウムも何個かあります。
この辺は改めてまとめて自己満足の作品紹介を今度しようかと思います。
テラリウムは陸上の植物をガラス張りのケースで鑑賞する空間・・・厳密には解釈は色々なんですが自分はそのように解釈しています。
なんでも大航海時代にガラスケースに植物を突っ込んでいたらガラスの中で蒸発した水が循環して長い航海の間も枯れず運ぶことができたというのが事の初めだったとかなんとか・・・まあ、なんつーかロマンですよね。
嫁から言わせると
「ロマンだか、マロンだが知らねーがのべつなくなし増やすんじゃねー!」
だそうです。
まあ、かのような状態なのでごもっとも。すいません、控えます・・・
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この「○○リウム」というのも自分がテラリウムを始めたころは主に「アクアリム」と「テラリウム」が良く聞くフレーズでした。テラリウムは前述の通り、アクアリムは水槽に魚や水生植物を使って水の生態系を再現して楽しむやつですね。
最近はテラリウムやアクアリムから派生した「ビバリウム」と「パルダリウム」なんてフレーズも良く聞かれるようになりました。これも解釈様々なんですが日本では大体以下に収まります。
ビバリウム
小型の陸上生物(爬虫類や両生類、無脊椎動物)などの植物を含め密閉容器で再現したもの。
テラリウム+生物の飼育=生態の再現
パルダリウム
熱帯雨林や雲霧林など湿潤の環境などをガラスケースや水槽で再現したもの。
とはいえ生物いなくてもビバリウムと呼んだり、動物含めて熱帯雨林を再現した物をパルダリウムだったりと紹介される書籍でも解釈が定まってない感じです。
自分はとりあえず、熱帯雨林や雲霧林を再現したテラリウムと定義します。
これまでのテラリウムは多肉以外ほぼ蘭のテラリウムなので今までもパルダリウムなんじゃねと言えなくもないんですで、こじつけ的により立体的に表現するというのも自分の中の定義に入れて見ることにします。
ということで、まずは素材と必要な資材の準備ですがここはNeo SmartPenとprofession miniを活用ですよ。
こんな感じでリストにして、調達リストやらイメージ固めに使ってます。この手のやつは実際のお店いくとモバイル一つで片付くのでやっぱり便利です。
我ながらこの辺は反省
結局、今回の素材ラインナップは以下
洋ラン エンシクリアポリブルボン
ミニセントポーリア
ペゴニア(赤)
ペゴニア
苔各種(コツボゴケ、フトリュウビゴケ、タマゴケ)
シダ(ウチワゴケ)
ペゴニア(赤)は購入時にシオシオで残念な感じだったので、お代はいいですよとサービスしてくれました。
かなり強い種らしく多分大丈夫とのこと。なので盛り返してくれることを期待・・・
洋ランは流木付けにして中央に配置。今回、立体を実現するため植栽パネルと造形材(ヤシベースの腐葉土的なやつ)も使います。
ベースは植え換えで余った、テラリウム用のスチールフレームのガラスケースにします。下から水が抜けるんですが今回は習作だし水を張るつもりはないので下皿に置くでOKとします。
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植栽パネルをカッターで切断、流木も配置してレイアウトを確認してみます。
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レイアウトが決まればあとは行くのみ!いつもながらテキトーです。
今回、実はシリコン接着剤も用意したんですがベースが小さいこともあり植栽パネルがぎっちり収まったので土台を入れるだけで固定できそう。
なので、今回は使わないことにしました。ぶっちゃけ、シリコン系は固まるまで1〜2日かかるので体験優先にしました。
ちなみに、シリコン接着剤は防カビ剤の入っていないものを使う必要があります。自分はコニシ社のQ&Aで確認。
サクッとランを流木に木付して所定の位置に配置です。
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アクアソイルを土台に詰めたら、予想通りボンドなしでも植栽パネルと流木が固定されたのでその他の植物を配置します。
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根の部分とパネルの隙間を造形材を捏ねて、ヘラで左官屋さん状態で塗り壁してさらに固定。そしてひたすら、苔とシダをパネルに圧着して植えていくという地味作業。
でもこれ落ち着くんですよね。
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初めての割には立体的にできた感じがしますがいかがなもんでしょう。
LUCHEの植栽ライトが余っていたので、照明落としてつけてみました。あとはお世話頑張ろう・・・
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