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リサーチパネル

IT業界と電気自動車(EV)事情について その2 世の中お事情編

2023年9月21日

前からだいぶ開きましたが・・・

前回の投稿その1からだいぶ前空きました。と言うかまあ、世の中諸事情にガンガン車でお出かけとかできなかった訳でお察しいただきたい。
というか、ほとんど投稿忘れていました。

もう2年たってしまったのねん

走る距離とか施設の整備とかどうなのよ?

2021年7月、EUが2035年にはガソリン新車販売販売禁止するとぶち上げました。実際には以下の引用の内容です。

交通における排ガス量の上昇に対処し、排出権取引を補完するためには複数の手段を取る必要があります。
2021年を基準とした新車の平均排ガス量を2030年に55%、さらに2035年には100%削減するという、
一般車両用の強力な二酸化炭素排出基準により、ゼロ排出モビリティへのシフトを加速させます。
したがって2035年に登録される新車はすべてゼロ排出車両となります。
欧州内の信頼性あるネットワークでドライバーが充電・燃料補充を確実にできるようにするため、
修正版の代替燃料インフラ規制により、加盟国にはゼロ排出車両販売とともに充電器の拡充をし、
主要高速道路上では特定の区間ごと(電気充電:毎60km、水素燃料:毎150km)に充電及び燃料ポイント
を設置することを要求します。

この発表でEV事情はメーカーのみならず、ユーザも巻き込んで強引に前に進まざる得なくなったと感じるわけです。
特にお金持ち、高級車志向になればなるほど効いてくるローキックみたいなもんです。だってねぇ、高級車ってほぼヨーロッパですよ。
シブ好みの大衆車だっていっぱいあります。
それにこの2035年のガソリン新車販売禁止はハイブリット(HV)、プラグイン・ハイブリット(PHV)も例外なくガソリン新車となることです。それがなんともう、13年しかないのですよ。
これ日本も流れに乗って同じ目標掲げてるんですよね。
航続距離が不安とか、電池の劣化でメーカーにボラれるのだわ!とか、その電気は石炭・油燃やして作ってるんじゃん!
とか言っていても始まらない。悲しいかなガソリンを使う車両は遠からず無くなる運命なのです。
実際のところ日本でも主幹高速道路に限れば約50Km毎に充電施設がSA、PAに設置されているので順番待ちはあるものの整備はされているわけです。
日産ディーラー店舗は基本的に充電設備は原則24H/365日閉店後も解放されて別に日産車以外でも利用できます。
正直な話、車種とか走り方にもよりますがここ数年のライナップではカタログスペックでは東京ー名古屋あたりは一回の充電で届く感じです。普通に走れば 200kmぐらいは行けるのでよほど辺鄙なところを走らない限り冷たい汗が出る電欠ギリギリ感は無くなっています。
さらに経済産業省からEV充電 マンション設備で最大400万円の補助金の方針の発表がありました。
以下がNHKのニュースの全文。
※経産省のページ行ってもこの内容が見当たらんので、ニュース流れても残る的な感じで引用しときます。

EV=電気自動車の普及に向けて、マンションでの充電インフラの導入がなかなか進みません。
こうした課題に対処するため、経済産業省はマンションでの充電器に欠かせない高圧の受電設備を導入する場合、
最大で400万円の補助金を支給する方針を固めました。
政府は、2035年までにすべての乗用車の新車をEVなど電動車にする目標を掲げていて、必要な充電インフラの整備を進めています。
ただ、マンションでは設備を導入するには管理組合の合意が必要で、多くのケースで組合から費用を拠出することになり、
合意形成が難しいことが課題となっていました。マンションでのEV向けの充電器には高圧の受電設備を導入する必要がありますが、
経済産業省は最大で400万円の補助金を支給する方針を固めました。具体的には、出力が50キロワット以上90キロワット未満の
設備には最大で200万円、150キロワット以上の設備には最大で400万円を補助する方針です。
さらに、充電器の設置費用なども補助することにしています。日本ではマンションなど共同住宅で暮らす人が4割を超えています。
政府としては、補助金を充実させることでマンションにも設備を導入しやすい環境を整え、EVの普及を促していく考えです。

NHK

でもこれだけ見てると、EVユーザでも何言ってるんだ?と思うわけです。
その前に○○年以降に施工の大型集合住宅に関してはジャパンチャージネットワーク(NSC)の公共充電施設の併設義務化と優遇措置とか先にそういう計画をやれよ思うわけですよ。
EVに限らずPHVでもHVでも充電可能な車を購入した時に大体、象さんマークの入った充電施設使うカードの入会しているわけです。
自宅に充電施設なければこのカードで利用できる充電施設がキモなんだし、お国が普及のために日本自動車メーカー4社に出資させて作った管理会社なわけでそこから始めんかね?と思うわけです。マンションの管理組合とは分離して設置することが先だろうと。
その上で未導入マンションにも設置を検討させるメリット的なものが必要なんじゃないかと思うわけです。
既存のマンション組合からすれば助成金もらっても再生可能エネルギーも絡めてお得感打ち出していかんと大型集合住宅で合意形成なんて難しいと思うわけです。
でも日本ではどこぞの再生可能エネルギー関連潰しのロビー活動かますお漏らし電力会社とかふんぞり返っているので集合住宅関連はここが最大のネックだと思う次第です。
今々のインフラ整備の状況はまずまずなんですが、今のままだと数年後に急にワッショイ!ワッショイ!始まって意識の乖離で至る所で揉める図が想像できます。ガソリン車にはワケのわからん新課税とかほんとやりかねませんね。
オッサンはディーゼル規制とか2スト規制とか今までも見てますけど、規模的には比較にならないほどインパクトがでかいパラダイムシフトがまったなしという感じです。

でも結局はEVが魅力的であることが必要でしょう

と言っても結局はEVが魅力的で選択肢が豊富であることが最も重要なポイントですよね。
ホンダのコンパクトで近未来感テンコ盛りのEV「Honda e」が発売前のシェアリングカーでのレンタル試乗で半年先まで予約がびっしり。
予約開始で初回の販売台数が即完売となったは記憶に新しいところです。
ユーザとしてご贔屓のメーカーに魅力的な製品があれば選択するというものです。
それに、Appleが2025年にハンドルやペダルのない完全自立型の自動車を発売するなんてニュースもあり世間を騒がせました。
今のところAppleはコメントは差し控えているのでほんとのところは不明ですがこのニュースがあったとき株が2%以上あがったとか。
とどのつまり、イイね!と刺さるものがあれば人は基本買うのです。
3月5日、6日に 二子玉川でル・ボラン編集部主催でEV:LIFEという日本で販売されるEVの展示イベントが開催されたので見に行ってきました。目的はホンダとソニーが合弁会社を設立して試作したEV、いわゆるソニーカーと呼ばれるVISONの展示がみたかったですけどね。
まあ、ポルシェやらベンツやら色々ありましたがなんか見たかったところだけかいつまんでいきます。


honda-eはコンパクトな感じとかホンダシティを思い出します。なかなか辛口な批評家さんに好評な車であります。
写真はちょうど人がいない瞬間で撮れましたが女性を含めて結構、人が寄ってきてました。
外見が可愛くてとっつきやすいのか、どちらかというと子供が運転席でキャッキャッ!してました。


まあ、サイドミラーも光学カメラなんでパネルの両サイドにディスプレイ表示されるんですがなんつーかいつ見ても存在感すごいんだよね。テスラやトヨタの車で巨大なipadがくっついてるのみたいなとはまた違う存在感ですね。

というかパネル何枚あるんだろか

そして目的の車発見!VISION1とVISION2並んでしかも、内部もがっつり公開。素晴らしい。

スポーツセダンタイプのVISION -S01
SUVタイプのVISION-S02

VISION-S01、02共に左ハンドルで展示されております。なんつーかhonda-eにも共通ですがスタイリッシュなコクピットです。

さらに進化したというVISION-S02。というか、ヴェノムがSUVで同乗者が映画見れるんだぜをアピールしています。
エンターテイメントを抑えるのはこれからのEVではお約束なのでしょう。

後部座席・・・・いや・・・流石にパネル多すぎね・・・・これがホンダ系の未来か・・・・

で、なんだろうね。シトロエン、プジョー、DSオートモービルもいるんだけどね。三菱自動車もあるんだけどね。
日産いなかったのよね・・・・おい・・ARIYAどうした。

車は好みではあるが

ま、まあ贔屓なメーカーが展示会でなくても泣かない。横浜いけば日産だけ山ほど見れる。
車はやはり素直に自分がイイと思えば良いものを買えばいいんですが、IT業界でコンピュータハードに触れてきた身としては
EVはそれだけではない。愛だけでは難しいと思うのです。電子機械と制御がデジタルすぎて愛だけで整備できないというのが大きいです。
サーバコンピュータも販売元が違えば同じIntelサーバでも結構違うものです。それに調子悪いからハンダゴテで回路チューニングなんてやらないですから。というかメーカー保守受けられなくなるからやらないでしょう。
素直に保守技術者呼んで調べて、部品不良なら交換。ファームのバグなら入れ替えってのが流れでこれと同じになるんですよね。
機械技術だけでなく、電子技術なども求められる。
電子技術の方は問題ですね。我らの業界は年々保守期間=OSやファームの寿命は短くなる一方です。
EVはこのハードとソフトのバランスが製品選びのポイントになってきそうですよね。