google広告

リサーチパネル

Netfilix ガーディアンズ・オブ・ジャスティス – オラ、見ちまっただ・・・(以下略)

2023年9月21日

癖強のNetfilix 配信の海外ドラマ ガーディアンズ・オブ・ジャスティス

2022年3月1日から配信開始の海外ドラマ「ガーディアンズ・オブ・ジャスティス」。
世界を守るヒーローチームの無敵のパワーを持つリーダーがメッセージを届けるTV中継の中、突然自殺。
事実世界の抑止力だった男が死に世界は混乱に包まれチームのメンバーはたちは闇と向き合うことになる。

・・・という感じの話なわけですがぶっちゃけ、当日にNetfilix で新着で表示されるまで配信が始まるどころか存在すらしらんかったわけです。
むしろ新着トップでプレビュー再生された瞬間の感想ですが、
「うわぁ・・・うさんくせぇ〜〜〜・・・・」
です。
プレビューで再生されるのはなんつーかレトロ風味のアメコミのアニメーションというか1997年のアニメ版スポーンっぽい感じのやつ。
でもポスターはこれ実写だよなぁ・・なんだこれ?

漂うマイナー臭・・・だがそれがいい

まずは 言語確認。よし「日本語吹替」無し。なんとかく納得する。
しかし、おっさんは80年代狂乱の雑食OVA時代を生きていたのである。基本なんだって見れる。味は食べなければわからないのである。
さらに言えば、WWF(現WWE)とWCWのアメリカンプロレスのガチのリアル潰し合い。
初期のペプシマンのコ○コーラへのディスリっぷりが可愛くすら見える、かのマンデー・ナイト・ウォーズを週遅れとはいえ視聴していた身である。
そう、ポスターにデカデカ出てるなんかバッ○マンのバッタもんみたいなキャラの俳優さんどっかで見たことあるなぁとクリックしてキャストを確認し始めたの運の尽きである。
「・・・ダイヤモンド・ダラス・ペイジだと・・・」
胡散臭い笑顔でセルフ・ハイ・ファイブを決めるWCWからWWEを活躍したプロレスラーですよ。
そういば、プレビューのアニメだけど禿げ頭の多分ヒーローっぽいなんか人相悪いキャラも見覚えあるぞ・・
「・・・デレク・ミアーズかよ・・・13日の金曜日のジェイソンの中の人じゃねーか・・・」
そうです、告白しますこのこのB級まっしぐらな作品はもはや観るしかない。

そして冒頭・・いきなり「大人向け」作品のご注意が画面右上に・・・

第二次世界大戦からヒトラーがサイボーグになってロボヒトラーとなってそのまま第三次世界大戦へとなだれ込んだ世界。ある日現れた無敵の男、マーベラスマンがロボヒトラーを倒し一人で世界大戦を終結させ、平和になった世界でヒーローチーム、ガーディアン・オブ・ジャスティスを結成し・・・

うあぁ、すげぇ・・・ウドのコーヒーより苦く、濃すぎてむせる・・・

そして視聴。・・・想像の斜め上を逝くカオスっぷりであった

そして、結局一気に全7話のエピソードをぶっ通しで見てしまった。1話あたりは30分程度。
作りは明らかにB級でチープなんですが、おそらくわざとそう作ってる作品でした。ソ連が出てるのもあるけど連想したのはレッドアラートのイベントムービーの雰囲気。
でもベースはDCコミックのオマージュ。どっかで見たことある、絶対にアレでしょという感じでいて何かそれじゃないヒーローたち、
むしろアース○○とか言われても疑わないレベルの濃くてむせる世界観はやたらしっかり作り込まれているんですわ。
ロボヒトラー倒して、IFな世界史なんでソ連そのままご存命。
そのくせ戦闘やアクションシーンになるとアニメやクレイアニメでのデフォルメになったり、モータルコンバットまんまの実写格闘ゲームっぽい演出。
というか「Fatality」が画面にちゃんと出るんですよ。銃でバンバン撃つときはFPSっぽい感じになる演出。
とにかくB級映画のテイストを全面に押し出しつつ、結構な頻度で「Fatality」がゴアるわけです。
なるほど、大人むけだ・・・。子供には絶対に見せられない。
ごちゃまぜにおふざけかましているようで、なんとうまく繋げて不思議に見える。ふざけているけど、ふざけてない。
あのガンカタとは全く別物でアクションシーンで金と大爆発とかないけど情報を見る側に対して過剰にブッこんで伝えるというスタイル。
惜しいのは多分これ、この作品以外でもう二度と同じ手段が使えないであろうと思える一発芸なところです。同じ監督でも二度やったら途端に叩かれるレベルです。
この監督さんマジで勇気あります。

でもマーベラスマンの自殺で世界混乱で疑心暗鬼の国家間による核戦争の危機を回避するための真相究明。自殺か他殺か、自殺であれば動機は?
他殺であれば容疑者は?
ちゃんとダラス・ペイジおじさん扮するバッ○マンっぽいナイトホークが本家バッ○マンが味方の弱点を勝手に調べ上げた上に流出お漏らしをテヘペロで済ませる、人としてどうかというあのテイストでヒーローチームの仲間に混乱解決の指示を飛ばしつつ、疑って調査を進める謎解きが並行してぐいぐい入ってきます。
次々と暴かれるヒーローたちの裏の顔、事態を煽るマスコミ、次第に明らかになるマーベラスマンの秘密。
さらにナイトホーク演じるペイジおじさん歳はイってますが、ガタイがいいのとレスラー時代からベビーからストーカーサイコキャラまでこなしマイクもうまいベテランだけに芝居もうまい。
見ていてナイトホークがカッコよく見えてくるといいう不思議現象です。
陰謀、マイノリティなんかも絡むウォッチマンのテイストも1話の尺が短くてもガッツリ混ぜてきます。
この作品、不自然なほどいろんなものを混ぜまくっているのに混ぜすぎて最後まで自然に見れてしまうという不思議な作品であります。
グロもかなりあるのでご注意ではありますが、久々に初見一気見したのでご紹介です。